青木内科・リハビリテーション科 さいたま市見沼区,東大宮駅 内科,糖尿病内科,内分泌代謝内科,漢方内科,リハビリテーション科

糖尿病治療について・・・

まずは血液検査にて、インスリン分泌能、1型糖尿病特有の抗体出現の有無を調べて、1型糖尿病、2型糖尿病を鑑別します。日本人の場合、90%は2型糖尿病であり、1型糖尿病は5%程度であります。

 

 

2型糖尿病の場合・・・

病態がインスリン抵抗性メインなのか、インスリン分泌不全がメインなのか調べます。

 

インスリン抵抗性メインの糖尿病の場合・・・

 減量を試みて内臓脂肪を減らします。内臓脂肪は、TNFαやIL-6、アンジオテンシノーゲンなどの悪玉サイトカインを分泌します。

 悪玉サイトカインは、血糖値や血圧を上昇させます(インスリン抵抗性増大)。減量をするとまずは人体にとって不要な部分つまりは内臓脂肪が減少します。内臓脂肪が減少すると悪玉サイトカインの分泌が抑えられるため、血糖値や血圧が低下します。

 

 インスリン抵抗性メインの糖尿病の場合は、1にも2にも肥満を解消することが根本的治療になるわけです。肥満の解消のためには何よりも生活習慣(食事・運動)の改善が大切です。当院では、皆さまのライフスタイルを考慮した生活習慣の改善を提案して肥満の解消に努めていきます。

 

 生活習慣の改善に努めても血糖値が改善しない場合には、薬物療法を併用していきます。

 糖尿病治療には様々な作用機序の薬物がありますが、ここで気をつけなければならないことは”体重増加をきたす糖尿病薬””体重減少をきたす糖尿病薬”があるということです。誤った糖尿病薬治療をしていますと、糖尿病治療薬を開始した最初の頃はHbA1cが低下して良かったのですが、そのうち体重が増加し始めて(インスリン抵抗性が増大して)、またHbA1cが高値になってしまうという症例が時々散見されます。

 

 インスリン抵抗性糖尿病の場合は、減量に主眼を置かねばならないので、当院では”体重減少をきたす糖尿病薬”を併用していきます。具体的には、メトホルミン、SGLT2阻害薬、GLP-1アナログなどです。特に、メトホルミンには悪性腫瘍の発症を有意に抑えるといった報告(Diabetes Care 2009;32(9):1620-5)もされております。当院では、メトホルミンを中心とした治療を提案しています。

 

インスリン分泌不全メインの糖尿病の場合・・・

 生活習慣の改善も大切なのですが、薬物療法の占める割合が大きくなります。インスリン分泌不全を補うため、インスリン分泌促進薬(DPP4阻害薬、グリニド薬、SU薬)などを利用します。ここで気をつけなければならないことは、インスリン分泌促進薬の内服薬により本人は気が付いていないだけで低血糖をきたしている患者様が非常に多くいらっしっている という点です。「昼食前や夕食前になると目がぐるぐる回る」「昼食前や夕食前になると異常な空腹感を感じる」「朝起きると時々、じんわりと汗をかいている」と、いった症状があるかたは低血糖が起きている可能性があります。低血糖は高齢者の場合は特に致死的な不整脈を起こす場合があります。インスリン分泌促進薬を使用する場合は、低血糖が起きていないか十分に配慮しながら使用していく必要があります。

 

 

1型糖尿病の場合・・・

 

インスリン分泌能を調べます。