青木内科・リハビリテーション科 さいたま市見沼区,東大宮駅 内科,糖尿病内科,内分泌代謝内科,漢方内科,リハビリテーション科

 高濃度ビタミンC点滴療法とは、がんの代替療法の1つであります。

 

 私自身40歳の時に舌がんを患いました。おかげさまで適切な治療で治癒となり現在は精力的に毎日を過ごしていますが、がんの再発には大変気を付けております。そのため、私の専門の内分泌代謝の知識を生かして、がん代謝をライフワークとしております。その中の一つが、高濃度ビタミンC点滴療法であります。

 ビタミンCはブドウ糖と構造が大変似ております。「がん細胞は正常細胞と比較してブドウ糖の取り込みが盛ん。」(ワールブルグ効果といい、PET検査に応用されています。)という、性質を利用して、がん細胞に取り込まれたビタミンCは、過酸化水素水を発生させて、がん細胞を殺傷させます。そこで、がん患者さんに、高濃度のビタミンCを点滴する治療法です。

 これまで、たくさんのがん患者さんに高濃度ビタミンC点滴療法を施してきました。正直申し上げまして、誰にでも効果がある治療法というわけではありません。しかし、手術・放射線・化学療法を施しても無効であった患者さんに、ビタミンC点滴療法を実施したところ、がんが消失した症例があることも事実であります。高濃度ビタミンC点滴療法はほとんど副作用がなく、標準療法(手術・放射線療法・化学療法)とも併用可能であります。高濃度ビタミンC点滴療法を数回試してみて効果がなければ中止すればよいので、”あきらめないがん治療”として、一度は試したい治療法です。

 

ビタミンC  25g  10,000円 

ビタミンC  50g  15,000円 

ビタミンC  75g  20,000円 

ビタミンC  100g 25,000円

ビタミンC点滴を50g以上実施する場合には、G6PD欠損症の有無を確認する血液検査が必要となります。この血液検査には10000円かかります。

 

 最近の臨床研究から糖尿病と”がん”の関係が注目されています。糖尿病と、大腸がん・膵がん・肝臓がん・子宮体がん の関連性が証明されました。原因は高血糖と高インスリン血症にあります。そのため、上記のがん の方には、糖質制限食治療もしております。

 経口糖尿病薬の中には、がん治療に有効ではないかと期待されている薬剤があります。そのひとつが”メトホルミン”です。メトホルミンは肝臓でのブドウ糖の産生を抑制することで血糖降下作用を示しますが、細胞内ではmTOR経路を阻害することにより、がん細胞増殖を抑制します。糖尿病学会やがん学会では、抗がん作用を期待したメトホルミンの処方は時期尚早 と結論づけています。しかし、あなたのがんには有効であるかもしれません。大腸がんや乳がんでは、メトホルミンが有効であったとする報告が多数あるため、大腸がんや乳がんの方には、試してみたい治療です。また、”SGLT2阻害薬”もがん治療に期待できる薬剤です。この薬剤は血液中のブドウ糖を尿中に強制排泄する薬剤であるため、糖質制限食治療の効果を更に高めます。糖尿病専門医・内分泌代謝専門医である私が低血糖を起こすことなく、これら薬剤を使用ながら、がん代替療法のお手伝いができたらと思います。